壁にポスターや額装品、棚などを設置するときに、扉や他の家具とのラインを合わせると思います。
そのとき、「ものさし」や「メジャー」を当てながら、マスキングテープで目印を貼り付けていく作業…かなり大変な経験をされた方も多いのではないでしょうか?
実はそのような手間を一瞬でスキップできる商品が、世の中には⋯。
それが『レーザー墨出し器』です。
もともとは建築現場などで使われるプロ用の道具ですが、今では個人でも簡単に入手可能です。
そこで今回は、毎度おなじみの「AliExpress」で中国から激安製品を取り寄せたので、
「本当に使える製品なのか?」
を詳しくレビューしていきます。
図をたくさん使って解説していますので、初めて使う方でも安心してご覧ください。
それでは、さっそく見ていきましょう!
総評
マジでおすすめ商品です!
これで「額装品の飾り付け」や「棚の設置」の位置揃え精度が、格段にUPしました!

一家に一台レベルの必需品!
早速、「良いところ」と「イマイチなところ」の詳細を解説します。
とにかく安い
国内メーカーだと「グリーンレーザー/8ライン」で5万円以上するところを、中華製はそれ以上の「グリーンレーザー/16ライン」を7千円程度で購入できます!!
意外と高精度

6帖部屋の中央に墨出し器を配置し、水平レーザーの高さを測定しましたが、寸分の狂いもありませんでした!

趣味で使用する分にはそこまでの精度はいらないので…。
安いが正義!!
16ラインなので、天井/地面のギリギリをマーキング可能

この機能は国内メーカー製には存在しません。中華製のみの利点です。
製造コストや厳しい安全規格の認証、バッテリー持ちなどの関係でラインナップにないのだと思います。
最小照射距離(オフセット)を実測しました。購入前の参考にしてください。




最小照射距離(オフセット)
床面から: 約20mm
天井・壁から: 約10mm
付属品がとにかく多い

これだけあれば、大抵のシチュエーションで困ることはありません。

三脚を持っていない方は、三脚付属のモデルをオススメします。ないと正直産廃に成り下がります…。
傾斜アラームがわかりやすい
※動画を再生すると、音が鳴りますので注意してください。
約2°傾くとアラームがなって、傾斜を知らせてくれます。

もちろん無効にもできます。
しかし音量調整ができないのは玉にキズ!
スマホがリモコン代わりになる
専用アプリをインストールすることで、スマホ操作が可能になります。

安い製品だけあって、弱点も…かなりあります!
PSEマークがない


とはいえ『CEマーク(欧州安全規格)+レーザー Class2』の表記があるので、実使用上は問題なさそうです。
リモコンで電源オフできない
電源オフするには、本体電源のスイッチを切る必要があります。
さらにレーザーの一括消灯もありません…。
付属品のネジが5/8インチ規格のため使いづらい

墨出し器本体は1/4-20(カメラ用三脚ネジ)に取り付けますが、付属品を組み合わせて使用する場合は、5/8-11(建築機材用ネジ)に変換しないと使用できません。
作りがチープでおもちゃ感が強い
材質がほぼプラスチックで製造されており、いかにも精度が良くなさそうです。





レーザーが太い
5mほど離れた位置での照射状態です。ラインの幅が太く、輪郭ににじみ(ブレ)が生じているのが分かります。


これはレーザー発光部を覆う透明部品に、安いプラスチックが使用されていることが主な原因です。
悪い点も目立ちますが、趣味レベルでは問題なく使用できますので、ぜひ購入を検討してみてください。
AliExpressでの購入が安くてオススメです。購入方法をわかりやすくまとめていますので、参考にしてください。
製品仕様比較
信頼できる日本の有名メーカー製品との仕様比較です。
| メーカー 製品名 | LFINE 360-01 読み込み中... | タジマ ZEROG-TYZ 読み込み中... | マキタ SK10GD 読み込み中... | VOICE Model-G2 読み込み中... |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 7,000 円 | 65,000 円 | 63,200 円 | 29,280 円 |
| サイズ | W102 x D144 x H132mm ※実測値 | φ112×H174mm(奥行は未確認) | φ98×H223mm | φ95×H200mm |
| 本体重量 | 728g ※実測値。(※バッテリー含む) | 1,000g(※バッテリー含む) | 1,400kg(※バッテリー含む) | 約1,400kg(※バッテリー含む) |
| レーザー色 | 緑 | 緑 | 緑 | 緑 |
| ライン数 | 16 | 8 | 8 | 8 |
| レーザー出力 | ≦1mW | ≦4.5mW | 5mW以下 | 3.3mW以下 |
| レーザー安全クラス | クラス2 | クラス2M | 未確認(出力は5mW以下) | クラス2M |
| 自動角度補正範囲 | ±4° | ±2° | ±4° | ±3° |
| 傾斜アラーム | ○(警報音) | ○(範囲外で消灯) | ○(範囲外で消灯) | ○(±3°超でレーザー点滅) |
| 屋外モード(受光器対応) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| スマホ操作 | ○ | - | - | ○(アプリ遠隔操作) |
| 照射精度 | ±1mm / 7m | ±1mm/7.5m | ±1mm/10m | ±1mm/10m |
| バッテリー | リチウムイオン電池 3.7V / 4,800mAh | 乾電池(単3×4本) | リチウムイオン/乾電池(単3×4本) ※バッテリー・充電器は別売 ※乾電池は電池パックADP09(別売)が必要 | リチウムイオン 7.4V/1,800mAh |
| 連続動作時間 | 3時間 | 4.5時間 | 約21時間 | 約16.5時間 |
| 給電タイプ | USB/AC | 乾電池 | 充電アダプタ/乾電池 | 充電アダプタ |
| 防塵・防水性能 | - | 防塵・防水設計 | APT | IP54相当 |
| 付属品 | ケース 電源ケーブル(USB) リモコン バッテリー 三脚* 360°回転台* ジャッキ* 壁面用調整ブラケット* 角度調整アダプタ* 鉄製プレート* ねじ変換アダプタ* 小型クランプ* 電源ケーブル(AC)* *はモデルによって付属しない場合があります | ステンレス製キャリングケース ショルダーベルト 単3形アルカリ乾電池 x4 取扱説明書 | 受光器LDG-5 バイス アルミ収納ケース 肩掛けベルト レーザー用透視メガネ | 専用ケース ケース用紐 ACアダプター バッテリー 取扱説明書 |

多機能で安いとか、もう何も言うこと無いです!
ただし精度は保証しません…。
使い方
操作方法
付属のリモコンを使って操作します。
各ボタンの機能は以下の通りです。
Hボタン
水平ラインのON/OFF(点灯・消灯)を切り替えます。
長押しすると、ラインの明るさが強くなります。
Vボタン
垂直ラインのON/OFF(点灯・消灯)を切り替えます。
長押しすると、ラインの明るさが弱くなります。
屋外モードボタン(高速点滅)
『ラインの明るさ強 → ラインの明るさ弱 → 屋外モード』の順番に切り替わります。
屋外ではレーザーが見えにくくなりますが、このモードで受光器(別売)と併用すると、音で位置を検出できるようになります(最大検出距離:70m)。
長押しすると、傾斜アラームのON/OFFを切り替えます。
受光器は今回購入していませんが、以下のような製品が必要になります。

メーカーが違うため、動作するかどうか不明です⋯。
機会があれば試してみたいと思います。
三脚で固定する方法
どの場面にも使えるので、通常はこの方法を使います。
墨出し器本体には『1/4-20(カメラ用三脚ネジ)』のネジ穴があるので、カメラ用三脚にそのまま取り付けることが可能です。

後はスイッチを入れるだけです。

注意点があるとすれば、めねじの切り粉がえらいことになっています⋯。
三脚のねじに付着するので要注意!


製造時の後処理が杜撰ですね…。
ジャッキに乗せる方法
素材を問わずに、机などの平面を基準に高さ調整したい場面に有効です。

この部品で高さのかさ増しが可能になりますが、目盛りがないので調整後にメジャーなどで測定する必要があります。

うーん⋯使いづらい
磁石で固定する方法
鉄製下地を基準に、角度や距離を調整したい場面に活躍します。

この使い方の出番は少ないと思います。
付属品を組み合わせて使用します。

まずは「ブラケット」に「クランプ」を取り付けます。
※手で回転しないように固定しながら回してください。

次に「クランプ」のフック部分を、「墨出し器本体」の出っ張りに引っ掛けるように当てて、「クランプ」をしっかり締めます。

鉄板は木製の壁などに取り付けたいときに使用します。
※取り付ける場所がなかったため、割愛します。

試験的に「モニタースタンド」へ固定して、位置調整してみました。


作りこそチープですが、意外にも使えそうでした!
開封の儀
AliExpressのセールで4,700円という破格の値段で購入できました!!
しかし…
すんごい姿で届きました⋯。




ボロボロ⋯。
中身大丈夫か?
また、サイズ・重量は以下の通りです。




サイズ:W340 x D300 x H150mm
重量 :2.09 kg
早速開けていきましょう!
カッターで段ボールのテープをカットし、中身を取り出します。



収納箱の見た目は一丁前やん!
でも材質はPP(バケツと同じ材料)なのでチープ⋯。
外観はこのようになっていました。






サイズ・重量は以下のとおりです。




サイズ:W330 x D280 x H150mm
重量 :1,780g
では収納箱のロックを解錠して、中身を拝みましょう!



輸送で大暴れしてぐちゃぐちゃ⋯。
頼むから動いてくれ!!
こればかりはアリエクの宿命なので、どうしようもありません⋯。
気を取り直して、中身を広げた結果がこちらになります。

かなり部品が多いので、次の項目で1つずつ機能を解説します。
開封は以上となります。
各部品の詳細
主に各部品の寸法や重量、使い方を説明しています。
※セットの三脚は購入していないため、未評価となります。
レーザー墨出し器本体










サイズ :W102 x D144 x H132mm
重量 :728g
台座めねじ:1/4-20(カメラ用三脚ネジ)

重量としては『ミラーレス一眼+レンズ』くらいの感覚です。
三脚の耐荷重を見るときの参考にしてください。
バッテリー+電源ケーブル







サイズ:W89.2 x D71.5 x H36.7mm
重量 :195g
容量 :4,800mAh (17.76Wh)
電圧 :3.7V
付属のACケーブルは海外Cタイプのため、日本のコンセントで利用する場合は変換アダプタが必要になります。




本記事ではダイソーの『海外プラグ Aタイプ』を使って動作確認しました。




扱いはPSEと同じですね!常時接続はオススメしませんが、端子形状の変換だけなので問題になる可能性は極めて低いと考えられます。
一応、充電は可能でした。

そのため、通常はUSBケーブルを使って充電します。

ちなみに充電能力はAC・USBケーブルともに4.5Wでした。



少しは充電速度が上がるかと思って試しましたが、わざわざ変換プラグを購入してまでACコードを利用する価値はなさそうです。残念!
充電残量はバッテリー単体ではわかりません。表示したい場合は墨出し器本体に取り付けながら充電してください。

360°回転台




サイズ :W96.3 x D96.3 x H56.7~61.7 mm
重量 :68.5g
台座めねじ:1/4-20(カメラ用三脚ネジ)
足の先端がネジになっており、緩めることで高さ(最大約5mm)・角度(最大約3°)の微調整が行えます。



また、裏側中央にねじが切られているので、回転台に載せたまま三脚に搭載できます。
※カメラ用三脚に取り付ける場合、変換アダプタ(別途購入)が必須です。

これにより、固定雲台でも回転できるようになります。
ジャッキ








サイズ:W89 x D89 x H27.5 ~ 82.6mm
重量 :92g
壁面用調整ブラケット+小型クランプ+鉄製プレート














サイズ :W61.2 x D82 x H156.6 mm
重量 :155g
台座おねじ :1/4-20(カメラ用三脚ネジ)
位置調整範囲:約54mm
調整角度範囲:前30°~後20°(50°)












サイズ :W61.7 x D24.2 x H156.6 mm
クランプ調整幅:約25~44.5 mm
重量 :20.9g
台座めねじ :1/4-20(カメラ用三脚ネジ)
















サイズ(外形) :W60 x D100 x H12 xt1.1 mm
サイズ(穴位置):W43 x D67 mm
重量 :52.9g
角度調整アダプタ+変換アダプタ




サイズ :W20 x D89 x H64.4 mm
重量 :92g
上部おねじ:5/8-11(建築機材用ネジ)
下部めねじ:5/8-11(建築機材用ネジ)






サイズ :W22 x D89 x H24(30.5) mm
重量 :10g
上部おねじ:1/4-20(カメラ用三脚ネジ)
下部めねじ:5/8-11(建築機材用ネジ)
墨出し器の底面のねじが「1/4-20」なので、必然的に『変換アダプタ』と組み合わせて使うことになります。

カメラ用三脚に取り付ける場合、変換アダプタ(別途購入)が必須です。

角度目盛りがない上に、可動域が90°以上あるためキレイに角度を調整できません。
別途角度計が必要になります。

安い製品なのでしかたないですが⋯。
リモコン






サイズ:W29 x D60.7 x H12.3 mm
重量 :11.7g
電池 :CR2032
電池の交換は、本体ケースを分解して行います。
側面にケースを開ける取っ掛かりがあるので、爪を入れて開きます。

基板裏側にボタン電池がついています。
結構固く保持されているので、「箸」や「つまようじ」などで底側から突き出します。


交換しにくすぎ!
せめて電池ケースであってくれよ⋯。
さらにこの機種は『Bluetooth』が搭載されており、アプリをインストールすることでスマホでの操作が可能になります。
リモコンのQRコードをスマホで読み込み、アプリをインストールします。

アプリを開き、Bluetoothの接続を許可すれば操作可能になります。

付属の赤外線リモコンと違って、機器本体に向けなくても操作できるのが快適になります。
さらに『レーザーON/OFF』の追加機能が地味に便利です。

ここまで各部品を見てきましたが、付属品が活躍できる場面があまり想像できません⋯。「本体のみ」か「本体+三脚』だけでよいかも!?
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
家具の位置合わせは結構使うことが多いので、1台持っているとかなり便利です。
ぜひこれを機に購入してみてはいかがでしょうか?

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不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせていただきます。
それではまた会いましょう!





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