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SEOに効果あり!!Google AdSense導入後にサイトの読み込み速度を高速にする方法

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Google AdSenseを導入したものの、サイトの読み込み速度が遅くなって困っている方が多いのではないでしょうか?

私も同じ問題で困っており、対策方法を調査や対応で約一週間くらいかかりました。

サイトの読み込み速度が気になって、記事が書けませんでした…。

(言い訳)

なぜ時間が掛かったかというと、プログラムやネットワークの知識不足もありますが、改善方法の古い情報がネット上散見しており、その通りにしても正常に動作しなかったり、やり方がわかりにくくて理解するのに苦労したからです。

ただ苦労した結果、モバイル表示とパソコン表示とともにスコアが約2倍近く上がりました!!

PageSpeed Insightsとは?

サイトの表示速度を点数化してくれるGoogle公式のサイト。サイト表示速度はSEO対策の重要な要素の一つになります。この内容はGoogle検索セントラルブログで明言されています。

SEOとは?

Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)。最適化とはユーザーが見やすいサイトを意味し、質が高いほど検索エンジンのランキング上位に表示してくれます。上位に表示されるとユーザーの流入が多くなるため、結果として広告収入などで有利に働きます。

本記事では私みたいに四苦八苦することがないように、初めての方でも分かりやすく解説しておりますので、書いている通りにすれば改善できるような構成にしています。

それではやっていきましょう!

このページでわかること
  • サイトの読み込み速度を改善させる方法
    WordPressテーマ「Cocoon」の高速化
    JavaScriptの遅延化
    Webフォントのセルフホスティング
    画像ファイルのWEBP変換
    広告表示の遅延化
  • PageSpeed Insightsの説明と使い方
  • 実際に導入してあまり効果のなかったもの

こちらにGoogle AdSenseの関連記事をすべてまとめていますので、ぜひご覧ください。ブックマークをすると、記事のアクセスが便利になりますのでオススメです。

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読み込み速度改善の設定(私の場合)

個人差があると思いますので、参考程度にお願いします。
※設定の簡単な順番に並べています。

  • WordPressテーマ「Cocoon」の高速設定
    ・ブラウザキャッシュ ON
    ・Lazyload ON
    ・Google font非同期 ON
     他の設定はOFF
  • JavaScriptの遅延化
    プラグイン「Flying Scripts」を使用
    ・遅延対象
     vcdal.js / gtag / gtm.js / gstatic / wp-polyfill / blocks.min.js
  • 画像フォーマットをWEBPに変換
    プラグイン「EWWW Image Optimizer」を使用
    圧縮率はデフォルトの「75」
  • Webフォントのセルフホスティング化
    自分のサーバーに直接Webフォントを保管し、そこから直接読み込む
  • Google AdSenseの広告表示遅延
    ユーザーが操作するもしくは5秒後に表示するように、JavaScriptで設定
  • WEXAL ※レンタルサーバー「Conoha」限定の設定
    ・最適化モード:スタンダード
    ・自動最適化 ON
    ・CSS最適化 ON
    ・Java最適化 ON
     他の設定はOFF
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Google AdSense導入後の速度改善で試したこと

PageSpeed Insightsでサイト速度を確認

まずはご自身のサイトの表示速度を数値化してみてください。

  • 1
  • 2
    測定したいページのURLを入力し、分析をクリックする
  • 3
    結果を確認する

    しばらくすると、点数が表示されます。
    例では赤色(49点以下)と悪い点数のため、改善が必要と考えます。

    指標の説明は以下となります。

    • FCP(First Contentful Paint)
      最初のテキストや画像の表示にかかる時間
    • LCP(Largest Contentful Paint)
      一番大きいサイズのテキストや画像の表示にかかる時間
    • TBT(Total Blocking Time)
      ユーザーが操作できないトータルの時間
    • CLS(Cumulative Layout Shift)
      テキストや画像が遅れて読み込まれた際に発生する、レイアウトのズレ量
    • SI(Speed lndex)
      モニターに映し出される範囲で、テキストや画像が全部表示される時間

    指標の時間イメージ図

    各指標の数値が小さいほど、点数が良くなります。

    CLSのイメージ

    記事を読んでいる最中にズレると読みにくくて不快に感じる方が多いと思います。またボタンを押すタイミングでズレると押せない、または別のボタンを押してしまうといった悪影響が起こります。

    診断結果の確認

    診断結果のの項目を改善していけば、100点に近づいていきます。全てを改善することは難しいですが、できる限り対応していきましょう。

    各項目をクリックすれば、減点内容の詳細がわかります。

    例では「レンダリングを妨げるリソースの除外」を確認し、「Google Fonts」の読み込みが、LCPとFCPの減点に影響していることが分かりました。

    対策としては、「読み込みを遅らせること」と記載があります。

    PageSpeed Insightsの使い方は以上となります。

すべての項目を説明しきれないため、実際に私が改善した内容をご説明します。

WordPressテーマの高速化機能を使用

難易度:
効果 :

チェックを入れるだけなので簡単。効果は小さいですが、やらないよりやった方が良いという印象です。

本記事ではWordPressのテーマ「Cocoon」を例に解説しています。

Cocoonの高速化機能を使用する方法
  • 1
    WordPress管理画面で「Cocoon設定」の「高速化」をクリックする
  • 2
    各項目のチェックをすべて「ON」にする

    ブラウザキャッシュ

    サイトへの訪問が2回目以降のユーザーに対して、ページ表示が早くなる設定となります。ユーザービリティが良くなるためチェックをいれておきましょう。

    ブラウザキャッシュのイメージ図

    CSSとJavaScript縮小化

    無駄な改行やスペースを削除することによって、読み込み速度向上を図ります。

    特定のCSSやJavaScriptを縮小したくない場合は、テキストボックスにファイル名やフォルダ名を入力してください。

    プラグイン「EWWW Image Optimizer」の画像遅延読み込みにチェックを入れていると、Cocoonの高速化「CSSを縮小化する」と競合して、サイトの画像が表示されなくなります。どちらかの設定を「OFF」にしてください。

    • 1
      WordPress管理画面で「EWWW Image Optimizer」の設定画面にアクセスする
    • 2
      「Lazy Load」のチェックを外す

      設定は以上となります。

    Lazy Load

    画像の読み込みを遅延させる機能。ページ全体の画像を読み込まずに、ユーザーがその画像を表示させたときにあわせて画像を読み込むため、ページ表示速度が向上します。

    Lazy Loadのイメージ図

    Googleフォントの非同期読み込み

    Webフォントは、外部からフォントデータを読み込むため時間がかかります。フォントデータ読み込み完了まで待っていると、サイト表示に時間がかかります。

    非同期読み込みは、デバイスの標準フォントでサイトを表示しながらWebフォントデータを読み込むため、サイト表示が高速化されます。

    Webフォント非同期読み込みのイメージ図

    ただし低性能のデバイスや回線速度が遅いとき、フォント切り替わり時のちらつきやレイアウトずれが発生する可能性があります。

    全ての設定完了後、変更の保存をクリックします。

  • 3
    ページの表示に不具合がないか確認する

    特にCSS縮小化によりレイアウトが崩れる可能性が高いです。その場合はOFFにするようにしましょう。

  • 4
    PageSpeed Insightsで点数を確認する

    こちらからアクセスして、点数が改善されているか確認してください。

    私の場合、そこまでの改善はありませんでした。

    Cocoonの高速化については以上になります。

JavaScriptの遅延化

難易度:
効果 :

JavaScriptは、外部データの読み込みが多いため時間がかかります。対策なしだとサイトにアクセスした初めの段階で読み込まれるため、サイトの表示に悪影響を及ぼします。

これを遅延化でサイト表示後に読み込ませることによって、表示速度を向上させます。

非常に効果が高いため、必ずやっておきましょう。

JavaScriptの遅延化後の点数

※後日、プラグイン「Flying Scripts」を使った方法を別記事で解説する予定です。

画像ファイルのフォーマットをWEBPに変換

難易度:
効果 :

WEBPとは?

次世代の画像フォーマットの一つ。メリットとデメリットは以下となります。

メリット
・圧縮率が高いわりに画質の劣化が少ない
・JPG・PNG・GIFよりファイルサイズが小さくなる
・透過・アニメーション画像にも対応している

デメリット
・古いブラウザは対応していないため表示できない(未対応ブラウザ使用率:3.09%)
 ※対応状況はCan I use...という海外サイトで確認できます。
 ※プラグインの機能により、未対応ブラウザ時はJPG・PNG・GIFで表示可能

プラグインの優秀な機能により、メリットしかない状態となっています。

画像フォーマットの比較表

フォーマット

WEBP JPG PNG GIF
表現色数 1677万色 1677万色 1677万色 256色
透過処理 透過可能 不可 透過可能 透過可能
※半透明不可
アニメーション画像 可能 不可 不可 可能
圧縮タイプ 可逆/不可逆 不可逆 可逆 可逆
ファイルサイズ

表を見てわかるとおり、WEBPは有名な画像フォーマットの良いとこ取りをしていて、さらにファイルサイズが小さいという夢のような性能になっています。

WEBPを使用しないとPageSpeed Insightsで「次世代フォーマットでの画像の配信」という内容で注意を受けるため、点数稼ぎとして良いと思います。

高画質の画像や写真メインで取り扱っているサイトの場合は、画質の劣化が発生するため対応しないほうが無難です。

PageSpeed Insightsの点数に変化がありませんでした。

※後日、プラグイン「EWWW Image Optimizer」使った方法を別記事で解説する予定です。

Webフォントのセルフホスティング

難易度:
 効果:

セルフホスティングとは?

Webフォントは通常、外部サーバーからフォントデータを読み込んで表示させています。そのフォントデータを自分のサーバー(セルフホスト)に置いて、そこから読み込むことを指します。

外部サーバーより自分のサーバーから直接読み込むことによって、表示速度アップの効果が期待できます。

すこし手間でややこしいですが、効果がありましたのでやっておいて損のない対策となります。

セルフホスティング後の点数

※後日、別記事でやり方を解説する予定です。

Google AdSenseの広告表示遅延化

難易度:
 効果:

広告は画像データや外部データの読み込みに時間がかかります。対策なしだとサイトにアクセスした初めの段階で読み込まれるため、サイトの表示(FCP)に多大な悪影響を及ぼします。

広告表示遅延化でサイト表示後に読み込ませることによって、FCPの影響を軽減する対策となります。

効果が高いため、Google AdSense導入後は真っ先に対応するべき内容となります。

広告遅延設定の効果

  • ページ表示開始後にスクロールやキーボードを押したタイミングで表示させる。
  • 操作がない場合は5秒後に広告を表示させる。

【難易度:低】プラグイン「Flying Scripts」を使う方法

設定が簡単で5分くらいで終わるため、おすすめです。

詳細の設定方法は以下の記事にまとめていますので、ご参考にしてください。

【難易度:高】PHPやCSSにコードを記載する方法

広告遅延表示によるレイアウトの表示崩れ対策 2選

ファーストビュー(ページ上部)の広告を遅延表示すると、レイアウトの表示崩れが発生する可能性があります。以下の記事に詳しい対策方法を解説していますので、あわせてご覧ください。

広告遅延表示後の点数

効果の小さかったもの

高速化ツール「WEXAL」の使用 ※レンタルサーバー「ConoHa」限定

難易度:
 効果:

WEXALとは?

プライム・ストラテジー社が提供するサイト表示高速化エンジンのこと。AIによって画像やCSS、JavaScriptなどを自動で最適化により、オリジナルデータを改変せずにSEO対策向上を図れる。

レンタルサーバー「ConoHa WING」では、この機能が標準で導入されています。

PageSpeed Insightsの点数は上がらず、効果を実感できませんでした。ただAI搭載で自動最適化してくれるということなので、私は気休め程度の気持ちでONにしています。

※後日、別記事でやり方を解説する予定です。

プラグイン「Autoptimize」の使用

難易度:
 効果:

Autoptimizeとは?

WordPressのプラグインの一つで、導入すると自動でサイトを最適化し、ページ速度を高速化してくれます。主にCSSやJavaScript、htmlの縮小化や遅延読み込み、Googleフォント読み込み高速化に対応しています。

ネット上では効果があると書いていましたが、私の環境ではPageSpeed Insightsの点数に変化がなく、あまり効果を実感できませんでした。

既に画像表示やJavaScript、CSSの最適化についてはWordPressのテーマやWEXALで機能が重複しているためかもしれません。

WEXALとCocoonの機能を使用している事と、
効果がなかったため、プラグインを削除しました。

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まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

サイトの読み込み速度はユーザーのストレスに一番関係する内容のため、ぜひともご自身のサイトを高速化してあげてください。

また、私はプログラムやネットワークは無学のため、「こういう高速化の方法もあるよ」という方は是非とも教えていただければと思います。

サイト高速化の設定はこれだけではありません。こちらの記事に様々な方法を記載していますので、ぜひご一読をお願いします。

こちらにGoogle AdSenseの関連記事をすべてまとめていますので、ぜひご覧ください。ブックマークをすると、記事のアクセスが便利になりますのでオススメです。

不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。

それではまた会いましょう!

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