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【簡単解説】2024年度 外国税額控除 & ふるさと納税 e-Tax 申請方法 -株の配当所得・譲渡所得 入力-

how-to-apply-e-tax-income-capital-eye-catch 手続き
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e-Taxで株の配当所得(配当金)と譲渡所得(売買益)を入力する方法を、解説します。

難しい言葉がたくさん出てきますが、図をたくさん使用して丁寧に解説しているため、ご安心ください。誰でも簡単にできるようになるように、わかりやすく解説しています。ぜひ、お気軽にご覧ください。

それでは一緒にやっていきましょう!

このページでわかること
  • 株の配当所得(配当金)・譲渡所得(売買益)の入力方法
    マイナポータル連携での入力
    xmlの読み込みでの入力
    手入力
  • 課税所得の簡易的な計算方法
  • 総合課税と申告分離課税の選び方
  • 株の損益通算について

また、確定申告する人物設定は以下を想定しております。

確定申告する人物設定
  • 会社員
  • 年収500万円程度
  • 扶養家族なし
  • 特定口座で外国株・国内株を所持
  • ふるさと納税をワンストップ特例制度で申請していない

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用意するもの

特定口座年間取引報告書(xmlデータ or 書面)
※マイナポータル連携されている方は不要です。
※入手方法はご契約の証券会社にお問い合わせください。

有名な証券会社の公式サイトのリンクを載せておきますので、「特定口座年間取引報告書の閲覧方法」のご確認をお願いします。

特定口座年間取引報告書の閲覧方法
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株の配当所得と譲渡所得の入力方法

e-Taxのログインから確定申告書の事前設定は、省略しております。もしわからない方は、こちらの記事で説明してますので、ご参考にしてください。

  • 1
    配当所得の連携内容を確認をクリック

    マイナポータル連携をしていない方は、入力するをクリックしてください。

  • 2
    課税方法を選択する

    「総合課税」「申告分離課税」のどちらを選択するかは、「課税所得」によって決まります。

    本記事の人物設定は課税所得が695万円以下のため、「総合課税」で説明を進めていきます。

    課税所得は人によって異なりますので、ご自身で算出する必要があります。

    課税所得とは?

    年収(会社の収入や株の配当金等の合計)から経費や控除額を差し引いたものを「課税所得」と言います。主に所得税や住民税を算出するために使います。※年収や額面、手取りとは別モノですのでご注意ください。

    ざっくりとした課税所得は、「源泉徴収票」から計算することができます。

    源泉徴収票から課税所得の計算例
    年収(額面):500万円
    給与所得控除 100万円を差し引く
    所得金額:400万円
    所得控除 100万円を差し引く
    課税所得:300万円
     ※年収(額面)500万円より小さくなることがわかる

    ご自身の課税所得を計算し、その結果から以下の基準で課税方法を選択してください。

    課税方法の選択基準

    課税所得が695万円以下の方:「総合課税」の方がお得
    課税所得が695万円超えの方:「申告分離課税」の方がお得

    なぜ課税方法によって損得が生まれるかというと、税率の計算方法が異なるためです。

    総合課税:年収が多いほど、税率が上がる(累進課税)
    申告分離課税:年収に関係なく固定の税率(源泉徴収)

    課税所得が、「695万円超え」から税率が逆転します

    ただし、源泉徴収票から計算する方法は、会社の収入以外が含まれていないため正確ではありません。株や不動産などの収入がある人は、課税方法の選択が逆転する可能性があるため、ご注意ください。

    課税方法の選択が逆になる例

    源泉徴収票の課税所得は695万円以下だが、株や不動産の収入を合計すると、695万円を超える場合

    総収入 1500万円
    株の収入:500万円
    不動産の収入:500万円
    会社の収入:500万円
    算出
    課税所得:1000万円

    正確な課税所得は、すべての収入を入力後の確定申告書提出直前に判明します。そのため、このタイミングでは算出ができません。

    詳しくは以下の記事に詳しく書いておりますので、先に気になる方はご覧ください。

  • 3
    「特定口座年間取引報告書」の内容を訂正・削除をクリックする

    マイナポータル連携されてない方は「特定口座年間取引報告書」の内容を入力するをクリックしてください。

  • 4
    特定口座年間取引報告書の内容を入力する

    入力方法は3パターンあります。

    「特定口座年間取引報告書」の入力方法
    • マイナポータル連携
      マイナンバーカード所持の方にオススメ
    • xmlデータ入力
      マイナンバーカード未所持の方にオススメ
    • 手入力
      年間取引報告書が書面のみの方限定

    入力の手間について

    マイナポータル連携 xmlデータ入力 手入力
    ※マイナポータル連携が、1番手間が少なくて楽です。

    順を追ってご説明します。

    マイナポータル連携の場合

    既に連携によりデータが入力されているため、次に進んでください。

    マイナポータル連携については別記事でご説明します。※後日記事作成

    xmlファイルで入力の場合

    xmlデータは、証券会社からダウンロードができます。ダウンロード方法につきましては、ご契約の証券会社をご確認ください。

    xmlファイルのダウンロード方法(公式サイト)

    それでは、手順をご説明します。

    • 1
      データで・・・の入力をクリックする
    • 2
      ファイルを選択をクリックする
    • 3
      xmlファイルを選択する
    • 4
      選択したファイルを読み込むをクリックする
    • 5
      次へ進むをクリックする

      読み込んだデータが表示されますので、データに間違いがないことをご確認ください。

    • 6
      読み込んだデータが、ページ下側に追加されていることを確認する
      • 口座を複数お持ちの方:
        データで・・・の入力をクリックして、同じ手順でデータを入力してください。
      • すべての口座データを入力の方:
        入力終了(次へ)をクリックしてください。

      これで、xmlデータの入力が完了となります。

    手入力の場合

    郵送で書面請求されている方は、手入力が必要となります。

    それでは手順をご説明します。

    • 1
      書面で・・・の入力をクリックする
    • 2
      口座情報を入力する

      特定口座年間取引報告書の記載どおりに、チェックを入れてください。

    • 3
      申告する内容を選択する

      特定口座年間取引報告書を見て、どれにチェックを入れるか判断してください。

      特定口座年間取引報告書のレイアウト(SBI証券の場合)

      譲渡損益欄に「空欄」や「0」以外が入っている場合
        譲渡損益にチェック
      配当等に「空欄」や「0」以外が入っている場合
        配当等にチェック

    • 4
      譲渡損益を入力する

      特定口座年間取引報告書のとおりに、金額を入力してください。

      ※譲渡損益がない方はスキップしてください。

      ※0円の場合は「0」と入力してください。空欄だとエラーになります。

    • 5
      配当等を入力する

      特定口座年間取引報告書のとおりに、金額を入力してください。

      ※0円の場合は「0」と入力してください。空欄だとエラーになります。

    • 6
      「配当所得・・・利子の額」はスキップする

      ほとんどの方は関係ないため、入力せずに進んでください。

      配当所得に係る負債の利子の額とは?

      株購入目的で銀行などからお金を借りて株を購入した場合、その借りたお金に発生する利子のこと。

    • 7
      証券会社名を入力する

      特定口座年間取引報告書のとおりに入力してください。

      プルダウンに証券や銀行、本店などの文字が予め用意されているため、入力する際は重複にご注意ください。

      良くない例
      入力:株式会社 SBI証券
      プルダウン:証券
      出力結果
      株式会社 SBI証券 証券
      ※証券が重複する

    • 8
      「特定口座・・・以外の費用」はスキップする

      ほとんどの方は関係ないため、入力せずに進んでください。

      特定口座年間取引報告書に記載されたもの以外の費用とは?

      株の売買を誰かに依頼した場合に支払う報酬などのこと。

    • 9
      ページ下側に、入力データが追加されていることを確認する
      • 口座を複数お持ちの方:
        データで・・・の入力をクリックして、同じ手順でデータを入力してください。
      • すべての口座データを入力の方:
        入力終了(次へ)をクリックしてください。

      これで入力完了となります。

      外国株をお持ちの方は、源泉徴収税額の計算が合わないため、以下の警告が出ます。特に問題ないためOKをクリックしてください。

  • 5
    配当控除の入力をクリックする
  • 6
    計算するをクリックする

    配当控除後の金額を自動計算してくれます。

    計算結果が表示されます。

    計算結果は問題ないと思いますので、次に進んでください。

    • 口座を複数お持ちの方:
      次の口座を入力するをクリックして、同じ手順で配当控除後の金額を自動計算してください。
    • 口座が1つしかない方・すべての口座を自動計算した方
      入力終了(次へ)をクリックしてください。
  • 7
    入力終了(次へ)をクリック

    全口座の配当控除が「未入力」以外になっていることを確認し、次へ進んでください。

  • 8
    昨年に「譲渡損失を繰り越したかどうか」を選択する

    本記事の人物設定は、譲渡損失を繰り越していないため、いいえで進めていきます。

    この内容は、株の「損益通算」に係る内容となります。

    損益通算とは?

    ある年の所得で発生した損失を、他の所得から差し引いて税金を少なくできる制度のこと

    申告分離課税を選択した場合のみ、株の売買損失を同じ年の配当利益から控除できます。さらにその損失を、翌年以降最大3年間繰り越すことが可能です。総合課税では、配当所得は損益通算の対象外です。

    損益通算の例

    図のとおり譲渡損失が大きく出た場合、配当所得で申告分離課税を選択して、損益通算した方がお得になる場合があります。

  • 9
    配当所得欄と譲渡所得欄を確認する

    下図のようにと金額が入っていればOKです。
    ※譲渡所得がない方は「株式などの譲渡所得欄」が空欄になっています。

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まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

ややこしい点は「課税所得の計算」だったと思いますが、理解を深めることはできたでしょうか?

次はふるさと納税の入力方法について、ご説明します。

不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。

それではまた会いましょう!

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