飲み物をよく飲む人にとって、夏場はすぐに温くなり、冬場はすぐに冷めてしまい、味や風味が損なわれることが、よくありますよね?
そこで「真空断熱タンブラー」の出番です。
いわゆる、保温性にすぐれたコップで、結構昔からある製品なので、よく聞く名前かと思います。
ただ、ほんとに保温効果が高いのか気になりますよね?
本記事では、人気のある真空断熱商品を実際に温度測定し、比較した結果を記事にしています。
興味のある方は、ぜひ購入前の検討にご活用してください。
結果
温度測定グラフ
各製品を実測した結果をプロットしたグラフとなります。
実際の測定方法は、こちらをクリックしてください。
「京セラ タンブラー CTB-420」が、保温効果が最も高い。
「サーモス タンブラー JDY-420」も、京セラ製と同程度の保温効果がある。
「サーモス マグカップ JDZ-350」は、通常のコップより保温効果はあるが、そこまで性能は高くない。
通常コップの場合、陶器とプラスチックで保温効果に差はない。
今回の結果は、熱湯を基準としたグラフですが、「冷水から常温」でも製品性能は同様です。つまり、熱湯から冷めにくい製品は、冷水から温まりにくい製品ということになります。
「セラミックコート製は、保温効果が低い」というコメントを見かけましたが、そんなことはなく、性能は「セラミックコート」と「ステンレスむき出し製」と同等以上でした。
各商品の評価
実際に製品を購入し、使用した感想となります。
購入を検討されている方の参考になればと思います。
製品名 | 京セラ タンブラー CTB-420 | サーモス タンブラー JDY-420 | サーモス マグカップ JDZ-350 |
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製品画像 | |||
価格 | 公式ショップ:5,500円 | 公式ショップ:2,530円 | 公式ショップ:3,080円 |
保温性能 | |||
口当たり | ※セラミックコート | ※セラミックコート |
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味移り | |||
洗いやすさ | ※食洗機対応 | ※食洗機対応 | ※食洗機対応 |
セラミックコートは、金属の口当たりが苦手な人にオススメ。陶器と同様の口当たりになる。
タンブラーは細長いため、洗うときに手が奥まで入らず、底を洗うのが大変。
私は、「保温性能」と「口当たりの良さ」で、「京セラ CTB-420」を愛用しています。外側の表面が少しざらざらしていて、滑りにくいのもGood!!
商品リンクを掲載しておきますので、検討されている方はご覧ください。
真空断熱製品について
購入を検討されている方の参考になればと思います。
メリット・デメリット
なぜ保温効果が高いのか?
「真空」は周囲に温度を伝えないため、液体温度を長時間保つことができます。
少し内容が難しくなりますが、材料には「熱伝導率」というパラメータが存在します。この数値が低いほど、熱を伝えにくい物質ということになります。
水筒でよく聞く「魔法瓶」も、真空断熱構造です。保温性が高いため、長年にわたりみんな愛用されています。
材料別 - 熱伝導率グラフ
真空は「0」のため、保温性最強ということになります。
測定方法
保温効果の測定対象は、以下の製品となります。
「セラミックコーティングは、あまり保温性能が良くない」という内容が気になったため、「CTB-420」と「JDY-420」は「同容量・似た形状・コート有無」を選択しました。
また、測定方法の流れは、以下の通りに実施しました。
- 1お湯を沸騰させる
- 2計量カップで「200ml」測定する
- 3各コップに「200ml」の熱湯を注ぐ
- 4「15分毎」に温度を測定する
「合計4時間分」を測定しました。
使用した料理用温度計は、安心のタニタ製を使用しています。
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まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
真空断熱製品の存在は昔から知っていましたが、「そんなに変わらんやろー」と思って、購入を見送っていました。
もっと早く購入しておけばよかった…。生活幸福度が上がります!!
夏は「氷水」や「ビール」、冬は「コーヒー」や「白湯」で大活躍しますので、ぜひご検討してみてください。
不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。
それではまた会いましょう!
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