本ページはプロモーションが含まれています

2025年度 e-Tax 申請方法 - 株の配当所得・譲渡所得 入力 -【外国税額控除 & ふるさと納税する人向け】

2025-how-to-apply-e-tax-income-capital-eye-catch 手続き
スポンサーリンク
スポンサーリンク

2025年からe-Taxのサイトデザインが一新されたので、解説ページを見直しすることにしました。

確定申告の公式ページが、見違えるようにわかりやすくなっています!!


e-Taxで株の配当所得(配当金)と譲渡所得(売買益)を入力する方法を、解説します。

難しい言葉がたくさん出てきますが、図をたくさん使用して丁寧に解説しているため、ご安心ください。誰でも簡単にできるようになるように、わかりやすく解説しています。ぜひ、お気軽にご覧ください。

それでは一緒にやっていきましょう!

このページでわかること
  • 株の配当所得(配当金)・譲渡所得(売買益)の入力方法
  • 課税所得の簡易的な計算方法
  • 総合課税と申告分離課税の選び方
  • 株の損益通算について

確定申告関連記事のトップページは、こちらからアクセスしてください。

スポンサーリンク

人物設定

本記事では「確定申告を行う人物設定」を、以下にしています。

確定申告する人物設定
  • 会社員
  • 年収500万円程度
  • 扶養家族なし(共働き)
  • マイナンバーカード所持
  • 特定口座で外国株・国内株を所持
  • ふるさと納税を利用している
    ※ふるさと納税以外で確定申告する必要のある人は、ワンストップ特例申請済みでも、ふるさと納税の内容を申告する必要があります

人物設定にあてはまらない場合、本記事以外の設定が必要になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

スポンサーリンク

用意するもの

特定口座年間取引報告書(データ or 書面)
※マイナポータル連携されている方は不要です。
※入手方法はご契約の証券会社にお問い合わせください。

有名な証券会社の公式サイトのリンクを載せておきますので、「特定口座年間取引報告書の閲覧方法」のご確認をお願いします。

特定口座年間取引報告書の閲覧方法

SBI証券
楽天証券
auカブコム証券
松井証券

スポンサーリンク

株の配当所得と譲渡所得の入力方法

e-Taxのログインから確定申告書の事前設定は、省略しております。

もしわからない方は、こちらの記事で説明してますので、ご参考にしてください。

  • 1
    「金融・証券税制」部分をクリックする
  • 2
    次へをクリックする

    「ストックオプション」を売却した場合は、チェックをつけてください。

    ストックオプションとは?

    ボーナスのかわりに、自社株を権利行使価額(原価)で購入する権利を与えられる制度です。将来的に自社の株価が上がったときに売却することで利益を得られます。

  • 3
    配当所得の課税方法を選択し、補正する・追加入力するをクリックする。

    「総合課税」「申告分離課税」のどちらを選択するかは、「課税所得」によって決まります。

    課税所得が695万円以下の方:「総合課税」の方がお得
    課税所得が695万円超えの方:「申告分離課税」の方がお得

    課税所得は人によって異なりますので、ご自身で算出する必要があります。あとでいくらでもやり直せますので、わからない方はどちらもやってみて、還付金額の大きい方を選択してください。

    課税所得とは?

    年収(会社の収入や株の配当金等の合計)から経費や控除額を差し引いたものを「課税所得」と言います。主に所得税や住民税を算出するために使います。※年収や額面、手取りとは別モノですのでご注意ください。

    ざっくりとした課税所得は、「源泉徴収票」から計算することができます。

    源泉徴収票から課税所得の計算例
    年収(額面):500万円
    給与所得控除 100万円を差し引く
    所得金額:400万円
    所得控除 100万円を差し引く
    課税所得:300万円
     ※年収(額面)500万円より小さくなることがわかる

    ご自身の課税所得を計算し、その結果から以下の基準で課税方法を選択してください。

    課税方法の選択基準

    課税所得が695万円以下の方:「総合課税」の方がお得
    課税所得が695万円超えの方:「申告分離課税」の方がお得

    なぜ課税方法によって損得が生まれるかというと、税率の計算方法が異なるためです。

    総合課税:年収が多いほど、税率が上がる(累進課税)
    申告分離課税:年収に関係なく固定の税率(源泉徴収)

    課税所得が「695万円超え」から、税率が逆転します

    源泉徴収票から計算する方法は、会社の収入以外が含まれていないため正確ではありません。株や不動産などの収入がある人は、課税方法の選択が逆転する可能性があるため、ご注意ください。

    課税方法の選択が逆になる例

    源泉徴収票の課税所得は695万円以下だが、株や不動産の収入を合計すると、695万円を超える場合

    総収入 1500万円
    株の収入:500万円
    不動産の収入:500万円
    会社の収入:500万円
    算出
    課税所得:1000万円

    正確な課税所得は、すべての収入入力後の「確定申告書提出直前」に判明します。そのため、このタイミングでは算出ができません。

    詳しくは以下の記事に詳しく書いておりますので、先に気になる方はご覧ください。

    本記事の人物設定は課税所得が695万円以下のため、「総合課税」で説明を進めていきます。

  • 4
    要確認のある証券会社の補正をクリックする
  • 5
    申告する所得を選択する

    譲渡欄・配当欄がすべて「0」の場合、チェックを外してください

  • 6
    対象者は「配当控除対象外の金額」を入力する

    通常は入力は不要です。

    配当控除対象外の内容は、以下のとおりです。

    1:基金利息
    2:私募公社債等運用投資信託等の収益の分配に係る配当等
    3:国外私募公社債等運用投資信託等の配当等
    4:外国株価指数連動型特定株式投資信託の収益の分配に係る配当等
    5:特定外貨建等証券投資信託の収益の分配に係る配当等
    6:適格機関投資家私募による投資信託から支払を受けるべき配当等
    7:特定目的信託から支払を受けるべき配当等
    8:特定目的会社から支払を受けるべき配当等
    9:投資法人から支払を受けるべき配当等
    10:確定申告不要制度を選択したもの
    11:申告分離課税制度を選択したもの

  • 7
    対象者は「追加費用」を入力し、次へをクリックする

    通常は入力は不要です。

    各項目の内容は、以下のとおりです。

    特定口座年間取引報告書に記載されたもの以外の費用とは?

    例を挙げると、証券会社以外の組織に運用を任せた際に発生する手数料などのことです。

    配当所得に係る負債の利子とは?

    銀行などからお金を借りて株式や投資信託などを購入し、配当金を受け取った場合、借りたお金の利子を配当所得から差し引くことが出来ます。

  • 8
    対象者は「追加費用」を入力し、次へをクリックする
  • 9
    特定口座以外での取引に関して入力する

    通常は入力不要です。

    特定口座以外での取引とは?

    一般口座や一般株式等の売却などが該当します。

  • 10
    「譲渡損失の繰越」を入力後、入力終了をクリックする

    前年度の確定申告書を確認し、図の場所に記載があった場合は対応してください。

    この内容は、株の「損益通算」に関係のある内容となります。

    損益通算とは?

    ある年の所得で発生した損失を、他の所得から差し引いて税金を少なくできる制度のこと。

    「申告分離課税」を選択した場合のみ、株の売買損失を同じ年の配当利益から控除できます。さらにその損失を、翌年以降最大3年間繰り越すことが可能です。総合課税では、配当所得は損益通算の対象外です。

    損益通算の例

    図のとおり、譲渡損失が大きく出た場合、配当所得で申告分離課税を選択して、損益通算した方がお得になる場合があります。

  • 11
    配当所得金額を確認後、ウインドウを閉じる

    「譲渡・配当所得欄」にがあれば、入力は完了です。

スポンサーリンク

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

ややこしい点は「課税所得の計算」だったと思いますが、理解を深めることはできたでしょうか?

次はふるさと納税の入力方法について、ご説明します。

確定申告関連記事のトップページは、こちらからアクセスしてください。

不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。

それではまた会いましょう!

guuteru-bow

コメント

タイトルとURLをコピーしました