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10Gbpsの環境は必要?現状を整理してみた

10gbps-network-environment-necessary-eye-catch 解説
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最近、光回線やルーター、NASにスイッチングハブが「10Gbps」に対応してきています。ただ、「10Gbps」の環境を構築する場合、光回線の契約や周辺機器がかなり高額になります。

そこで、「10Gbps」の必要性を調査しました。

10Gbpsってそもそも必要なの?

って気になる方は、ご覧ください。

それでは一緒に見ていきましょう!

このページでわかること
  • 10Gbpsって必要?
  • WAN(外部ネットワーク)に必要な通信速度
  • LAN(内部ネットワーク)に必要な通信速度
  • LAN規格別の通信速度
  • WiFi規格別の通信速度
  • 10Gbpsネットワークの具体的な構築例
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まとめ

個人的に情報をまとめた結果、以下のようになりました。

WAN(外部ネットワーク)側
光回線「10Gbps」は不要
光回線「10Gbps」を使いきるには、同じネットワーク環境に「8Kライブ配信+8K動画視聴」を同時に14人でする必要がある

LAN(内部ネットワーク)側
NASをSSDで構成する場合、「10Gbps以上」は必ず必要。
NASをHDDで運用する場合は、「5Gbps以上」あれば快適。
NASを使用しない場合は「1Gbps」で十分。

4K/8Kの動画配信サービスを利用の場合、「100Mbps」では不足するため、光回線は「1Gbps」は必要です。LANについては、「NASの有無」でLANポートの必要速度を判断すると良いと思います。

bps(ビット)とB/s(バイト)では単位が異なるため、比較する際は注意してください。

1 bps = 1÷8 B/s です。
10 Gbps = 1.25GB/s
5 Gbps = 625MB/s
2.5 Gbps = 312.5MB/s
1 Gbps = 125MB/s
100 Mbps = 12.5MB/s

ぜひ、ネットワーク環境を整備する際の参考にしてください。

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WAN(外部ネットワーク)に必要な通信速度

必要通信速度の最大値を「2倍」した数値でグラフを作成しています

実際の通信速度は理論速度より落ちるため、余裕を見ています。また、動画の圧縮方法やプレイするオンラインゲームによって、必要な通信速度が小さくなりますので、ご承知おきください。

このグラフを使用して、実使用をイメージした通信速度は以下の通りです。

アップロード側(1人)

ダウンロード側(1人)

8Kでも1Gbps以下のため、10Gbpsはオーバースペックです。一般的には「1Gbps」あれば余裕ですね。

では、「10Gbps」が必要になる例を見ていきます。

アップロード側(14人)

ダウンロード側(14人)

「8K動画視聴+FPSゲーム」を行った人が14人いれば、10Gbpsでは能力不足になります。事務所などの団体じゃない限り、ありえない状況ですね…。

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LAN(内部ネットワーク)に必要な通信速度

製品の仕様書の最大読み込み・書き込み速度に、「1.2倍」した数値でグラフを作成しています。「RAID」は、さらにその「1.5倍」の数値としています。

理由は、実際の速度は理論速度より落ちるため、余裕を見ています。ただし、ネットワークほどバラツキが少ないため、少し倍率を落としています。

※HDDの速度は「MB/s」表記のため、「Mbps」に換算しています。

NASを構築するディスク別速度(RAIDでの個別処理)

NASを構築するディスク別速度(RAIDでの並列処理)

NASの場合、RAID構成する人が多いと思います。その場合、能力を完全に引き出すためには、HDD「5Gbps以上」・SSD「10Gbps以上」あったほうが良いことがわかります。1Gbpsでは完全に能力不足となります。

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10Gbps対応のLANケーブルについて

あまりに古いLANケーブルを使用していると「10Gbps」の性能を発揮できません。

おすすめは「CAT 6A」となります。

「CAT 8 - 40Gbps」は完全にオーバースペックのため、オススメしません。線が太くなるため取り回しが難しくなる上に、価格が無駄に高くなります。


LAN規格は以下となります。

LAN規格
回線速度
RJ-45端子
CAT 6
1 Gbps
CAT 6A
10 Gbps
CAT 7
10 Gbps
CAT 7A
10 Gbps
CAT 8
40 Gbps

10Gbps以上であれば「CAT 6A以上」が良いのですが、「CAT 7/7A」は罠規格なので注意が必要です。

「RJ-45」というのが、一般的に使われているLAN端子となります。「CAT 7/7A」は規格上、図のような端子が必要です。市場に出回っている「RJ-45端子のCAT 7/7A」は規格外製品なので、購入しないようにしてください。

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10Gbps対応のWiFiの規格について

無線規格をまとめました。

10Gbps環境の場合、「WiFi 6以上」がおすすめです。
ルーター購入の際にご活用ください。

LAN規格
回線速度
WiFi 5
6.9Gbps
WiFi 6
9.6Gbps
WiFi 6E
9.6Gbps
WiFi 7
36Gbps

ルーター購入前に、お持ちのスマホやタブレットの無線規格の確認をオススメします。お互い対応していない場合、良いルーターを購入しても、宝の持ち腐れになってしまいます。

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ネットワーク環境の構築例

ネットワーク環境の構築例を3つ挙げていますので、参考にしてください。

光回線「1Gbps」+ LAN「10Gbps」環境(おすすめ)

この記事でおすすめのネットワーク構築となります。

比較的安く抑えられるため、おすすめのネットワーク環境となります。

光回線側は「2.5Gbps」、LAN側を「10Gbps」で取り回せるルーターです。さらに「WiFi 7」対応で2万円以下なので、これ以上コスパが高いルーターは現状ありません。

PCに「10Gbps」ポートが無い場合は、このLANカードを増設する必要があります。1万円以下で入手可能です。

現状、ルーターの有線ポート全部に「10Gbps」ポートが無いため、スイッチングハブという製品でポートを増設する必要があります。次の製品は、有名メーカーで一番安価な製品となります。

LANケーブルも「10Gbps」に対応させる必要があります。「CAT 8」はオーバースペックで高価なため、「CAT 6A」をオススメします

将来のためにどうしても「CAT 8A」が欲しい方は、以下のケーブルが安いのでオススメです。

LANポート「2.5Gbps x1 / 10Gbps x1」標準搭載の高コスパNASです。

UGREEN NASync DXP4800 Plus
created by Rinker

製品の性能については、別記事にまとめています。

1Gbpsの光回線は、「GMOとくとくBB」がおすすめです。携帯会社の割引など関係なく、他社と比べて安く抑えることが出来ます。さらに途中解約の違約金がないため、いつでも解約できるのが魅力です

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10Gbps環境(PC1台の場合)

オーバースペックのためオススメしませんが、光回線「10Gbps」の構築例です。

「10Gbps」の有線ネットワーク環境がPC一台だけに必要な場合、次に紹介するNASを使用すればスイッチングハブが不要になります。

図のように、「10Gbps x2」のLANポートが2個搭載されており、さらに「ブリッジ」により、PCから直接ルーターに接続しなくてもインターネットに接続することができます

あまりモノを増やしたくない人にオススメです。コストが高くつきますが…。

UGREEN NASync DXP6800 Pro
created by Rinker

製品の性能については、別記事にまとめています。

この構築には、「WAN - 10Gbps」「LAN - 10Gbps」が最低一つずつ必要になります。

それに対応したオススメ製品は以下の通りです。

「WiFi 7」対応モデル。現状最新規格のため、その分値段が高くなります。

一つ古い規格「WiFi 6E」。少し価格を抑えることが出来ます。

PCに「10Gbps」ポートが無い場合は、このLANカードを増設する必要があります。1万円以下で入手可能です。

LANケーブルも「10Gbps」に対応させる必要があります。「CAT 8」はオーバースペックで高価なため、「CAT 6A」をオススメします

将来のためにどうしても「CAT 8A」が欲しい方は、以下のケーブルが安いのでオススメです。

10Gbpsの光回線は、「NURO」がおすすめです。3年縛りになりますが、戸建て「5,700円」、マンション「4,400円」と、他社と比べて月額基本料金が安く設定されています

10Gbps環境(複数PCの場合)

これが現状の「10Gbps」環境で最強の構築です。

非常に費用がかかりますので、ご注意ください。

この構築には、「WAN - 10Gbps」「LAN - 10Gbps」が最低一つずつ必要になります。

それに対応したオススメ製品は以下の通りです。

「WiFi 7」対応モデル。現状最新規格のため、高いです。

一つ古い規格「WiFi 6E」のため、少し価格を抑えることが出来ます。

PCに「10Gbps」ポートが無い場合は、このLANカードを増設する必要があります。1万円以下で入手可能です

現状、ルーターの有線ポート全部に「10Gbps」ポートが無いため、スイッチングハブという製品でポートを増設する必要があります。次の製品は、有名メーカーで一番安価な製品となります。

LANポート「2.5Gbpsx1 / 10Gbpsx1」標準搭載の高コスパNASです。

スイッチングハブを使用する場合、NASの10Gbpsポートは一つでも運用可能です。

UGREEN NASync DXP4800 Plus
created by Rinker

もちろん LANポート「10Gbpsx2」標準搭載の高コスパNASでも運用可能です。その分値段があがりますのでご注意ください。

UGREEN NASync DXP6800 Pro
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LANケーブルも「10Gbps」に対応させる必要があります。「CAT 8」はオーバースペックで高価なため、「CAT 6A」をオススメします

将来のためにどうしても「CAT 8A」が欲しい方は、以下のケーブルが安いのでオススメです。

10Gbpsの光回線は、「NURO」がおすすめです。3年縛りになりますが、戸建て「5,700円」、マンション「4,400円」と、他社と比べて月額基本料金が安く設定されています

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まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

ご自身にあったオーバースペックにならない環境を構築して、できる限り不要なお金をつかわないようにしましょう。

…私は調べる前に、「10Gbps」のルーターを購入して散財してます…。真似しないように。

おすすめのNASについては、以下の記事にまとめています。興味のある方は、ぜひご覧ください。

不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。

それではまた会いましょう!

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