最近、楽天の人気ランキングで上位の「排水溝 マグネットヘアーキャッチャー」。
人気すぎて、購入しても1~2ヶ月待たないとすぐに手に入らない状況です。
さらに単純な構造のわりに、結構値段が高くつきます。
実はこの商品、簡単にDIYできる上に、お値段を「半額以下」に抑えることができます。
誰でもすぐに作れますので、ぜひチャレンジしてみてください。
DIYの結果
かなり簡単に自作でき、コストも1,100円~1,800円に抑えることができます。特に複数作成する場合は、かなりコストが安くなります。
1ヶ月使用しましたが、磁石の脱落もなく、髪をキレイにキャッチしてくれました。水の流れも良好です。
髪の毛が排水溝に絡まらなくなったため、ゴミ捨ての頻度が少なくなりました
(1週間 1ヶ月)
DIY完成品
残念な点として、せっかく金属を使用しているのに、磁石が引っつかなったことです。
ステンレス製のドーナツ型円盤で、磁石がひっつく(着磁)製品が安くで入手できなかったため、「テープ or 接着剤」で磁石を固定しています。
2025/4/7 追記

現在、違う接着剤にて再TRYしています。
今回は材質が「ゴム状」なので、期待しています。

結果は、随時ご報告いたします。

着磁性のある円盤を安く入手するには、DIYするしかありません。現在作成中ですので、後日記事にする予定です。
金属加工をチャレンジしましたが、金属板の変形がひどくて断念しました。申し訳ございません。(2025/3/5 追記)

電動ドリルや電動ジグソーで加工しましたが、パワーと固定力が全く足りませんでした…。
変形なしで加工するには、「ボール盤」と「糸ノコ盤」が必要です。
自作する方法
自作する方法「3種類」をご紹介します。
手間 | 固定力 | コスト | メモ | ||
---|---|---|---|---|---|
両面テープ固定 | ◎ | △ | ◎ | 約1,100円 | 簡単で格安 誰でもできる 接着力が少し不安 |
接着剤固定 | △ | ◎ | △ | 約1,800円 | 両面テープをはがすのが少し大変 耐水接着剤の値段が少し高い 接着力は高くて安心 |
磁石固定(金属加工) | ✕ | ◎ | ✕ | 工具を持っている場合 約1,100円 工具を持っていない場合 約1,100円+20,000円~ | 着磁性のあるドーナツ型ステンレスが高い 工具を元から持っていないと、コストが高くなる 加工が大変 ※後日、記事に追記予定 |
正規品購入 | ◎ | ◎ | ✕ | 1,980円~2,530円 | 製品のため、価格は高い分、高品質。 |
オススメは「接着剤固定」です。
少し手間でお金はかかりますが、磁石脱落の心配が少ないです。
さらに、「磁石が10個入り」「接着剤は何回も使えること」により、複数個自作する場合はさらにコストが下がります。

作成個数別の費用比較を表にまとめましたので、参考にしてください。
※磁石加工(金属加工)については、素材の値段のみの計算となっています。ボール盤(約2万円)や糸ノコ盤(約2万円)などの、加工に必要な工具の費用は含まれていません。
作成個数 | 両面テープ固定 | 接着剤固定 | 磁石固定(金属加工) | 正規品購入 |
---|---|---|---|---|
1個 | 1,070 円 | 1,770 円 | 1,090 円 | 2,530 円 |
2個 | 1,660 円 | 2,360 円 | 1,700 円 | 5,060 円 |
3個 | 2,250 円 | 2,950 円 | 2,310 円 | 7,590 円 |
4個 | 2,840 円 | 3,540 円 | 2,920 円 | 10,120 円 |
5個 | 3,430 円 | 4,130 円 | 3,530 円 | 12,650 円 |

正規品1個より、両面や接着剤固定で2個作ったほうが安くなります。
事前準備
まずは「排水溝のサイズ」と「自作する方法」にあった商品を購入する必要があります。
ものさし等を使って、排水溝の「内側」「外側」サイズを測定します。
※人によって、排水溝の形状が異なります。

排水溝サイズにあった円盤
プレート外径サイズの種類は「61mm・80mm・100mm」があります。ご自身の排水溝サイズにあわせて購入してください。

測定した排水溝の内側より大きく、外側より小さい外径のプレートを購入してください。
ドーナツ型磁石
こちらも複数のサイズ展開がありますが、一番大きい「直径38mm」を選択してください。

ちなみに内径は28mmでした。
参考にしてください。
ヘアキャッチネット
普段使用しているネットで、問題ございません。
新規で購入する場合は、100円均一のものがお得です。
(接着剤で自作する場合)接着剤
水まわりなので、耐水性の高い接着剤を使用してください。
(接着剤で自作する場合)無水エタノール
接着剤塗布前の脱脂用に使用します。脱脂したほうが接着力が増します。
他の用途として、油性マジックなどのしつこい汚れを落とすことができるので、一本持っておくと便利です。
① 両面テープで作成する方法
- 1円盤(表)の保護テープをはがす
- 2円盤(裏)の両面テープの台紙をはがす
- 3磁石を円盤の中央に貼り付ける
両面テープに強めに磁石を押し付けて、貼り付けてください。
- 4新しい磁石に、ネットを取り付ける
新しく用意した磁石に、ネットを通します。
ネットの口を裏返して、固定してください。
- 5「ネット+磁石」を、円盤側の磁石に取り付ける
- 6完成!!
- 7排水溝に設置し、水を流して確認する
② 接着剤で作成する方法
- 1円盤(表)の保護テープをはがす
- 2円盤(裏)の両面テープの台紙をはがす
- 3両面テープを温める
両面テープ全体を「ドライヤー」や「熱湯」で、2~3分程度温めてください。
両面テープを温めることで、剥がしやすくします。
- 4両面テープを取り除く
両面テープに直接「梱包用テープ」を貼り付けて、引っ張り上げてください。
※熱湯で温めた場合は、水分を取り除いた後に、テープを貼り付けてください。※自作の段取りの都合上、画像には磁石がついていますが、実際にはこの段階ではついていません。
やけどには、十分気をつけください。
梱包テープは太めを使うと、接着力が強くて剥がしやすいです。
- 5円盤と磁石を脱脂する
- 6磁石に接着剤を塗布して、円盤に貼り付ける
磁石にでっぷり塗って、磁石を押さえつけてください。
- 7補強で磁石と円盤の隙間に、接着剤を流し込む
- 8新しい磁石にネットを通す
新しく用意した磁石に、ネットを通します。
ネットの口を裏返して、固定してください。
- 9「ネット+磁石」を円盤側の磁石に取り付ける
- 10完成!!
- 11排水溝に設置し、水を流して確認する
③ 金属加工する方法(磁石固定)- 2025/3/6追記
私はハンドドリルで加工を失敗していますが、「ボール盤」と「糸ノコ盤」があれば可能だと思います。お持ちの方もいると思いますので、加工手順を参考程度に記載しておきます。
※失敗しているため、一部は想像で記載している部分があります。

正直購入してまで加工する必要はありません。お金がかかる上にスペースが取られるので、元から所持している人にのみオススメします。
ステンレスは種類によっては磁石がくっつかないため、購入の際は注意が必要です。

購入前にスマホケースやスマホバッテリーの磁石で、ひっつくかどうか確認すると安心できるのでオススメです。
私はコーナンの店舗で購入しました。「SUS430」なので磁石がくっつきます。

- 1ステンレス板にケガキ線を入れる
コンパスがなかったため、遠回りで円を描いています。
① 事前準備で確認した「排水溝にあう直径」の長さで線を引きます。
② 対角に線を引いて、バッテンを描きます。
交差点が「円の中心」になります。③ ものさしで「直径の長さの1/2」の部分を、交差点に合わせます。
例:直径10cmであれば、5cmの部分を交差点に合わせる④ ものさしの「0」の場所と「直径の長さ」の場所に目印を描きます。
⑤ もう片方の線にも、③④と同様のことをします。
⑥ これだけでは円を書きにくいので、「はじめに書いた線」と「交差点」を通る場所に目印をつけます。板の端側にも目印を描きます。
⑦ もう片方にも同じように目印を描きます。
⑧ 8個の目印を通るように、円形で繋いでいきます。
ケガキ完成!!
ケガキ用コンパスがあれば一撃なんですけどね…。購入するのを忘れていました。
- 2円の中央にドリル用の位置決めを作る
「ポンチ」という工具を使って、ドリル用の位置決めを作ります。
ハンマーが不要な「オートポンチ」がオススメです。
押し込むだけで凹みが作れます。すごい力で凹みを作るため、必ず下に100均の作業マットを引いておきましょう。机だと傷がつきます。
- 3ドリルで穴を開ける
磁石の内径が「28mm」のため、ズレを考慮して「穴直径20mm」くらいが良いでしょう。
2万円弱と高価な上に、スペースも取るので現実的じゃありません。
ドリル刃は「ステップドリル」が便利です。
1本で色々な直径の穴をあけることができます。 - 4円形に沿って切っていく
- 5
- 6新しい磁石にネットを通す
新しく用意した磁石に、ネットを通します。
ネットの口を裏返して、固定してください。
- 7「ネット+磁石」を円盤側に取り付ける
- 8完成!!
苦労のわりに成果が見合わないので、接着剤固定をオススメします。
今回使用した電動ドリルと電動ジグソーは、「ブラックアンドデッカー」のマルチツールとなります。今回は失敗しましたが、一家に一台あると何かと便利なのでオススメです。
まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
DIY、めちゃくちゃ簡単だったのではないでしょうか?

着磁性のあるドーナツ型ステンレスを使って、もっとスマートに自作したかったのですが、オーダーメイドや加工が必要になるため、製品を購入したほうが安く済みます…。
もし、「安く入手する方法知ってるよ」って方がいましたら、ぜひ教えて頂けたらと思います。
不明な点がございましたら、気軽にお問合せフォームよりご連絡をお願いします。できる限りサポートさせて頂きます。
それではまた会いましょう!
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